2024年7月5日(金)晴れ
棚をじっくり見られる方や本を複数冊購入される方が多い日だった。
新刊本のマンガ『大丈夫倶楽部』の1巻が売れた。
2巻以降は電子でしか販売してなかった(電子で7巻まで出ている)のが、ここ最近人気が出てきたのか続々と紙版の販売が進行している。
僕も読んでいて好きなマンガなので売れて嬉しい。
ディスプレイの仕方が悪いのか、イベントではなかなか売れなかった古いポストカードをなんとなくレジ前に置いたら関心持って見てくださる方がちらほらと現れる。
日本の近代の法と社会を研究しているという外国人のお客さんが来られて、本をたくさん購入されたのとポストカードも熱心に見ていらっしゃった。
イベントの時はわりと低い位置にポストカードを置いてしまっているからかあまり目に留まらないのかもしれない。
今月下旬のイベントではもう少し小分けにして他人の目に留まるように並べたい。
閉店後にマルヤのジュンク堂へマンガを買いに行く。
ヴィンランド・サガ28巻、望郷太郎11巻、殻都市の夢の3冊を購入。
それぞれの作者の漫画は高校の時から読んでいて最新刊が出るとほぼ発売日に書店に寄って購入していたなと、
この3冊を手に取ったときにふと高校生の自分を思い出す。
もう15年ほど経つけど全然変わっている気がしない…。イカン。
とはいえ漫画を読むのは相変わらず楽しい…。
ヴィンランド・サガも変わらず良かった。
何巻か前に物語の節目となるエピソードがあり、それは「許し」を描いたものだったのけれども本当に素晴らしく、許すとはどういうことなのかをあれほどに描いた物語を僕は他に知らない。
一方で許したからこそ、他人にある行為をさせたくないという感情が生まれてくるという物語を展開させていて、他人の感情を描くのが上手すぎて本当に素晴らしい漫画だと思う。
人間を信じていないとこのような物語は描けないだろうと強く感じられて、とても元気が湧く作品だ。
物語はなかなか辛い展開になっているが、作者を信じて最後までついて行きたいと思う。
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