2月8日(土)に読書会を行います。
『タコの心身問題 頭足類から考える意識の起源』(みすず書房)が課題本です。
生物哲学、心の哲学が専門の大学教授であり、またスキューバ・ダイバーでもある著者による、頭足類(タコとイカ)の「心」をめぐる思索が綴られています。
原題は『Other Minds』となっており、訳者のあとがきでは、「心」を有している動物というと進化の歴史においても人間に近い哺乳類である、猿、犬、猫などをすぐイメージするけれども、原題のことば「Other Minds」と言った時、これらの哺乳類を指して言うことはないだろうと指摘しています。進化の歴史において、人間と頭足類とはエディアカラ紀といわれる今から五億~六億年前には共通の祖先をもちますが、その後すぐ「枝分かれ」が起きて異なる歴史を辿っています。それにも関わらず、我々人間がこれは「心」なのではないか?と感じるものを頭足類は有しています。人とは異なるもうひとつの心との出会い、その不思議さとは何なのか?著者の思索と共に考えてみたいと思います。
※参加を検討されている方は以下の文をお読みください。
【日時】
・2月8日(土)の18時30分から20時の予定
【場所】
・「Sui」 鹿児島市泉町1−8 トマルビル1F
【定員】
・8名
【参加費】
・Suiにてドリンクを一つご注文下さい。
【参加条件】
・『タコの心身問題』(みすず書房)を読了済みであること。
【申込方法】
・メール(books_perch@yahoo.co.jp)か、電話(050-3698-9921)にてお受けいたします。
【読書会の流れ】
1.参加者同士の自己紹介。
2.5分以内で本の感想を話して下さい。5分以内であれば短い感想でも大丈夫です。
3.参加者全員が話し終えたらフリートークを行います。
4.最後に、読書会に参加した感想を簡単にお話ください。
5.おしまい
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