ラグーナ出版さんの本(新刊)を委託で置かせていただくことになりました。
地元・鹿児島の出版社さんとの取引は初めてで嬉しいです。
ラグーナ出版さんはメンタルヘルスに関する雑誌や書籍を刊行されています。
今回入荷したのは
・中井久夫と考える患者シリーズ 1巻~4巻
・権力に対峙した男 新・西郷隆盛研究 上下巻
・あおぞらの木
・働くことと回復
・シナプスの笑い 32号~38号
その内の2点を簡単に紹介します。
①「中井久夫と考える患者シリーズ」全4巻
精神科医・中井久夫さんの著書を統合失調症患者が読むという非常に興味深いシリーズです。
「中井久夫と考える/患者」ではなく、「中井久夫と/考える患者」となっていて、「考える患者」と共に中井久夫さんの本を読み進めて、病気になるとはどういうことなのかを考えることが出来る、そんな本だと思います。(少し読んだだけですけども…)
2巻の『統合失調症をほどく』の文章に「だれも病人でありうる、たまたま何かの恵みによっていまは病気でないのだ」とあります。(P15)
また1巻の『統合失調症をたどる』には「病気を説明する本はたくさんあるのに、病気になったときにどうすればよいか、これからどうなるのかを教えてくれる本がなかった。だからこそ役に立つ本をつくりたい」と“考える患者”が語ったことからこのシリーズが生まれたと書かれています。(P5)
自分や親しい人が病気になった時に役立つ内容だと思いますし、患者さんたちの言葉のひとつひとつがまた非常に深みがあって個人的には他人事とは思えませんでした。
とても良い本です。
②『シナプスの笑い』
年に3回発行している雑誌で毎回特集が組まれています。
現在38号まで出ていて、イタリアの地域精神医療の取材へ行った32号からの注文をお願いしました。どの号も良い特集です。
お立ち寄りの際はお手に取ってみてください。
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