2024年7月24日(水)晴れ
定休日。
今日は映画を観に行く。
映画館に向かいがてら郵便局に寄ってネット受注分を発送。
来週末のイベントのチラシを置いてもらいに市立図書館へ。
高校野球の準決勝は明日だと聞いていたので問題なく駐車場に入れると思っていたが、到着すると駐車場の入口前が行列で並んでいる。
映画の前に某古本チェーン店にも寄りたかったので、図書館は一旦諦める。
文庫本を10冊ほど見繕って購入し、映画館へ。
上映まで1時間ほどあるので、待ちながら今夜やる友人たちとの人類学の勉強会の課題書を読み返す。
待ち時間に昼食を取ってもよかったのだけれども、1週間ほど前にあった家の集まりで食べ過ぎて以来、お腹の不調が続いているので、1食抜いて様子を見ることにした。
今回観た映画は『化け猫あんずちゃん』。ロトスコープという手法を用いたアニメーション映画。
絵やキャラクターの動きが妙に面白く、観ていてただただ楽しい映画だった。
主人公の女の子は、人前では「良い子」を演じながら、他人の目がないところで不機嫌な表情と舌打ち、苛立った振る舞いを繰り返す。
「良い子」と同時に、3年前に母を亡くした「かわいそうな子」であることも自ら強調する。
その健気な振る舞いに「良い人(大人)」は親身になるのだけれども、化け猫のあんずちゃんは良いやつでもなければ人でもないので、他の人々とは立ち位置が異なるのが面白い。特別親身になるわけでもなく、邪険にするわけでもない、2人の距離感が良い。
物語の最後で、女の子は、あんずちゃんのふざけた挙動に対して人前で舌打ちあざける。
でも以前とは違ってその振る舞いには愛嬌が含まれているのが微笑ましい。
ひとりの女の子が、変な猫とのひと夏を通じて、良い子でもかわいそうな子でもなくなる物語の展開に爽快感がある。
一方、気になることもいくつかあって少しモヤっとした余韻もある。
そのひとつが亡くなった母親が地獄にいることだ。
たぶんこの世とあの世の対比として地獄が設定されているのであって、母親が地獄にいるということに対してあまり意味を考えすぎない方がいい気はするが、良い人そうな人が地獄にいるのは少なからずショックがある。
この映画の世界に天国が存在するのなら、よほどの汚れのない善人しかいけない場所なのだろう。
登場するキャラクターは皆それぞれに欠点があって天国に行くようなイメージはない。
地獄でも、現実でも辛いことは起こるけれども、笑って過ごせる場所があるのはきっと救いになる。
普通に楽しく見ることもできる反面、現実のシリアスな部分も描いている良い映画だと思った。
映画の後は再び図書館へ。今回は普通に入れた。
チラシを置いてもらう申請書も問題なく提出。
初めて申請したので知らなかったし考えもしてなかったのだけれども、ポスター掲示の申請もできるのだなと気がつく…。
印刷して持ってくればよかったなと思ったけど、今掲示されてるポスターを見たら夏休み関連のものがたくさんで、スペースに余裕がなさそうな印象。
秋以降の読書会ではチラシとポスター作って持っていこうと思う。
夜は友人たちとオンラインで勉強会。
浜田明範『感染症の医療人類学』が課題本。今回は第1部が課題範囲。
皆、かなりの良書だと好評。
繰り返し読めば読むほど勉強になる本だと思うので、次回の勉強会までにしっかりと復習と予習をしたい。
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