トマルビル4周年で周年祭を開催

9/24(土)にトマルビル4周年で周年祭があります。

トマルビルは5年限定というコンセプトで始まり、もう残り1年です。
本当にあっという間ですね。
周年祭では入居しているアーティストの方々のコラボによる特別公演「旅なんて 別にしなくたって構いやしないはずなのに」が催されます。私も少し出演する予定です。
チケットぴあでご購入いただくか、店頭でもチケットを販売してます。

チケットぴあ【昼の部】
チケットぴあ【夜の部】

またブックスパーチも同時に4周年になるので何か細やかな催しができたらなと思案中です。
あわせてよろしくお願いします。

さて、ここからは去年の周年祭について書きます。
前回の周年祭では「〇〇では表現できないこと」というお題をもとに各入居者が文章を書きました。
それらの文章からエッセンスを抽出して特別公演の脚本が編まれました。
私も朗読する役で出演しまして、出演した側が言うのもあれなんですけど、面白い特別公演になっていたのではないかと思います。(私の朗読は例外ですが)
単に各アーティストの文章を反映した脚本ではなく、各アーティストの核になる部分が共鳴し合うような構成になっていてその点も見応えがあったと思います。
脚本を編む上で書かれた「〇〇では表現できないこと」の文章は、トマルビルの1階で展示されました。
私は「本棚では表現できないこと」と題して書きました。

「イメージ」という語をもとに本棚の限界について触れました。
イメージという語を使ったのにはいくつか理由があります。
1つは本棚から手に取る本を選ぶ時に各々の内に抱えているある種のイメージが重要ではないかということ。
2つ目は上に書いたように本棚でできることには限界があるということ。
3つ目は本に限定されない文化的なもの全般にイメージ的な概念を使えると思うので、この時の特別公演の題材にいいのではないかという意図。
そして4つ目はちょうどこの文章を書いている時にイメージに関する本を読んでいて、触発されてこの言葉を使いたかったらという安易な理由です。
いずれにしても個人的なこだわりと同時に他分野にも関連するような文章にしたい。
そのような問題意識がありました。
文章を書き進めると同時に、特別公演のために本を使ったインスタレーションの制作を進めていました。

本棚とは異なるイメージ的喚起を行うにはどうしたらいいだろうかという課題があったので、その点についても自分なりに考えながら文章を書いていましたね。
特別公演に出演するのは去年の周年祭が初めてで慣れないことも多かったですが、やりがいもあって、私にとって思い出深いものになりました。
では、今年はどんな周年祭になるのか?というところですが、それはもちろん見てからのお楽しみにしていただけたらと思います。 
今年も良い周年祭にできるように励みます。
どうぞよろしくお願いします。

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